世界の底辺からサラリーマンが叫ぶ

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

20代の苦労がその後の人生を左右していくという話

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電通過労死事件の影響で世の中が働き方に対して大きく動き出しました。

亡くなった電通の女性には気の毒だけれど、適正ではない残業が世の中から減って、生産性の高い働き方へ世の中がシフトする良いきっかけにはなったなと感じています。

 

ただ一方で思うことがあります。

もしも今、自分が20代だったらということです。 

 

 

 

時間を気にせず頑張ることができた昔の20代

自分がNTTに在籍していた入社4年目のこと。

地方で営業をしていたところ、管理部署のデータ分析チームに配置転換となったことがあります。

地方で営業しかしてこなかった自分はデータ分析ソフトのアクセスはおろか、Excelさえもまともに使うことができませんでした。

データ分析チームでこの2つのソフトを使えないのは致命的です。

3500円する本を一冊づつ購入し、それぞれ1週間で読破しました。

本を読むことで、たどたどしくもデータ分析チームの一員として働くことができました。

必要に迫られてExcelとAccessを学んだあの1週間が、今までの自分の自己啓発の中では思い出深いものでした。

あの経験があるから、新しい物事に取り組まなくてはならない時にも、また本を読んで頑張れば良いと思えます。

 

もしもこのExcelやAccessを覚える自己啓発に残業代が出ているとしたらどうなるでしょう。

ACCESSは家のパソコンには入っていなかったし、元となるような資料は会社から持ち出すのはNGです。

ACCESSやEXCELの勉強の一部は必然的にOJTにならざるを得ないのです。

 

 

時間を気にせず頑張ることができない20代

恐らく上司は、過度な自己啓発学習はやめさせるでしょう。

そして、自分はスキルアップの機会と、壁を乗り越える経験を獲得することができなかったのではないでしょうか。

もしも今自分が20代だったとしたら、この残業禁止の流れは結構キツイでしょう。

過度な労働者保護は、労働者が力をつける機会を奪ってしまいかねません。

力をつけていない労働者は、ずっと同じ仕事をゆっくりと成長しながら続けるしかなくなってしまいます。

 

また、あまりに労働者保護が進むと、経営者は社員を雇いたくなくなってしまうでしょう。

労使関係が存在しない業務委託を中心にするか、残業をしても、自己啓発をしても、絶対に上司や経営者に迷惑をかけない今以上のソルジャー気質を持つ社員のみを雇うようになってしまうのではないでしょうか。

 

行き過ぎた保護はかえって私達サラリーマンのクビを絞めてしまいそうで怖いです。

 

長時間労働には圧倒的に反対です。

それでも20代のあの経験、必死に時間をかけてやればなんとかなるという経験があったからこそ、今の余裕があるという矛盾。

ただただ難しい世の中になってきたなと感じます。