世界の底辺からサラリーマンが叫ぶ

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

日本の中小企業にはびこる「ものづくり」下町ロケット神話が日本をダメにする

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ちょっと今日のブログは愚痴っぽくなるかもしれません。

最近、新入社員を面接するメンバーに選ばれてしまい、面接官向けの説明会に出席した際に採用責任者が話していたことが、違和感バリバリで、「これが自分たちの給料が上がらない理由かも」思ったので、そんな話をとりとめもなく綴りたいと思います。

 

「俺達はものづくり集団」営業幹部が言った違和感ばりばりの一言

前提条件としてはお話すると、我が社は印刷メインの広告代理店です。

要は商品カタログだったり、チラシを作っている会社です。

自分は転職を続けた末に流れついて、まあ楽しくやっているけれど、数年前から給料があがらないことに愕然としている40オーバーです。

 

で、今の会社に入って「なんだかひっかかるなあ」と思っていたことの正体が先日の面接官向け説明会で露わになりました。

 

営業幹部が意気揚々と面接官向けに語りだしました。

「営業を仕事にしているけれど、俺達は言ってみればものづくり集団、そんなクリエイティブな目で、一緒に働きたいと思える社員を選んでくれ」

 

まあ、クライアントとチラシの校正をやりとりして、ろくに勉強もしたこともないくせに経験からチラシデザインなんかに関して一言打ったりしてると、勘違いしてくるっていうのはわかります。

 

でも、俺達は少なくとも商品を作っていないし、実際にデザインを考えて、レイアウトを作っているのはデザイナーであり、印刷工であるというわけです。

「この似非クリエイターが」

今の会社に入って散々聞いていた「ものづくり」、「クリエイティブ」という言葉。

ここにこだわって、変なプライドを持っているから、働けど働けど暮らしは楽にならないのではないでしょうか。

 

 

下町ロケット症候群

業績が落ち込みだした数年前、運の悪いことに下町ロケットがテレビで放映されました。

あれもよくなかった。

丁度昭和の価値観が崩壊して、営業が立ち行かなくなってきていた頃です。

スマホが爆発的な普及をして、新しいテクノロジーが古い価値観をバシバシとなぎ倒して、社会が、会社が生まれ変わろうとしている時に、旧世代大喜びのものづくり神話をブロードキャストしてしまいました。

 

下町ロケットが放映された頃から、我が社の社長や営業幹部がやたらと「ものづくり」という言葉を使いだしたような気がします。

 

「頑張る」という言葉が社員を路頭に迷わせる

「ものづくり」、「クリエイティブ」という言葉に続いて彼らが口にするのが「頑張る」、「頑張っていれば」です。

 

売上が順調に前年を下回り続ける中彼は言います。

「今は苦しいけれど頑張ろう」、「頑張って良いものを作っていれば後から売上がついてくるはず」。

 

頑張ろうを合言葉に考えることが放棄した末が今の現状です。

ものづくりを隠れ蓑に、本当の営業をしてこなかった行く末が今です。

 

 

「ものづくり」と「頑張ろう」を禁句にしたところからがスタート

でもなんとなくわかっています。

多くの日本の会社がそんな感じなんでしょう。

ものづくりにホコリやプライドを持って、ものづくりに一生懸命頑張ってきた結果、「検査結果の偽造」だったりをしているんでしょう。

 

ちょっときついなあと思います。

もっと楽に、検査結果の偽造なんかをせずに、世の中の役に立つような技術で社員に高級を払う会社がどんどん出てきています。

AppleだったりGoogleだったり。

彼らは素晴らしい発明をしているけれど、下町ロケット的な必死さは感じられません。

日本だったらZOZOTOWNのスタートトゥデイだったりメルカリだったり。

 

頑張るって言葉やものづくりっていう言葉はもういいから、いかに効率よく会社や社会に役立つサービスを提供できるかを考えたりしていかないと、会社としての存在価値はなくなっていくのではないでしょうか。

 

存在価値のない会社へ入ろうとしている若者へ、どう面接の対応をするのかが非常に悩ましいところであります。