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サラリーマンの読み物

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

「自分やっておきますよ。」腰が軽い若手サラリーマンがやっぱり好きだ。

「これ、どこに捨てるんだっけ」

上司や先輩から言われることはないでしょうか。

「それは、あそこに捨てておけば、掃除のおばちゃんが持っていってくれますよ」

こんな返し方をしてはいないでしょうか。

実際自分も新入社員の頃は同じような回答をしていました。

何の違和感も悪気もなく。

それどころか”そんな些細などうでも良いことは自分で調べてくれよ。こっちは忙しいんだよ”

そんな風に期限を悪くしてしまうことさえありました。

 

ある日ふと気の利くと評判の同僚が同じような質問をされているのを見ました。

FAXを片手にウロウロしている上司。

「山田の席ってどこだっけ?」と上司。

「あそこですけど、自分置いておきますよ」と言いながら上司からFAXを受け取る気の利く同僚。

落雷が落ちました。

だからあいつは気が利くと言われるし、営業先からも評判が良いのだと。

 

上の立場の人が若手にものを聞く時、純粋に答えが欲しくて質問をしているという人は実はあまり多くはありません。

答えなど、自分でも探し出そうとすれば若手に聞かなくてもわかるものが多いからです。

経験が豊富ですし、若手以上に社内人脈もあります。

もっと他の人に聞くこともできるのです。

何故若手に聞くのか。

代わりにやってほしいという気持ちがあるからです。

正直自分がやるのは面倒くさいし、慣れている若手がやった方が早いという事が会社には沢山あります。

ただ業務命令として、指示するほどの事でもないし、指示して良いというものでもないという事があります。

ゴミを捨てるとか、FAXを配るとか、誰かにものを届けるとか。

そんな些細な事を、できれば誰かにやって欲しいなあと内心、深層心理で思いながら若手にやり方や居場所を聞いたりするのです。

 

もちろんそんな気持ちで質問したことに、普通に回答されて怒る上司はいません。

ですから、的確に回答をするというのも間違いではないでしょう。

ただ、自分がやりますよ。そう言って席を立つことができる若手はやっぱり気が利くなあと思ってもらえるでしょう。

 

これは若手に限ったことではありません。

営業マンもこの腰の軽さは結構武器になります。

クライアントがやって欲しいことをさっと「代わりにやりますよ」と言える営業マンはやはり人気が出るでしょう。

面倒な資料作りとか、サービス外のちょっとした手伝いとか、やって欲しいのかなと思うことをすっとできる人はやはり気が利く営業マンとして仕事も集まるでしょう。

 

「それやっておきますよ」。

自分はある年齢の時から口癖のように言うようにしていました。

それまでは腰が重くてつっけんどんな自分でしたが、意識してこの言葉を言うようになってから少しはましになりました。

営業スタイルも変わったというか、ようやくまとも営業マンレベルになったような気がします。

 

少し歳を重ねて、若手に同じように質問しまうこともあります。

純粋にやり方を聞いている時もあるのですが、「やっておきますよ」、その一言が聞けた時はやっぱり嬉しいものです。