サラリーマンの読み物

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

会社携帯での私用電話が壮大な横領というダークサイドへと繋がる場合もあるという話。

営業マンの多くは会社から携帯電話を支給されているでしょう。

中には会社から支給された携帯電話しか持ってい、自分で携帯電話を購入したことがないというような人もいるのではないでしょうか。

私の周りにも沢山います。沢山、というか、40代以上の営業部員の9割は会社から支給された携帯電話しか持っていません。

当然、会社から支給されている携帯電話で家族との電話もしますし、今はスマホが支給されていますから、ゲームなんかも大いに楽しんでいるようです。

 

自分がNTTに勤務して最初の頃に言われました。

「一応言っておくけれど、会社の電話を使って私用の電話をするなよ」

誰がどのタイミングで話したのかはわかりませんし、もしかすると複数回に渡って同じような話しを、複数の人からされたのかもしれません。

ひょっとすると新入社員のマナー研修でそんな講義があったのかもしれません。

とにかく会社の電話で私用の電話はしない、会社の物を私的に利用しない、こんな事は当たり前のこととしてすっと自分の中で咀嚼されていました。

 

少し時が経って、NTTとは全く規模の違う中小企業に転職しました。

そこでは、殆どの営業社員、何故か40代の社員達は支給された会社の携帯電話で私用の電話をしまくるし、携帯料金がもったいないという理由で(そこは経費を気にしているのが謎なのですが、だったらはじめから私用の電話で利用するなよ・・・)、固定電話から家の用事を済ませているような人もいました。

ちょっと、自分では理解できない世界で、自分は頑なに染まらないようにしていました。

 

一人のエース級の社員がいました。彼と懇意にしていることもあり、会社携帯の私的利用について、ちょっと聞いてみました。

それ、ちょっとよくないですよね?と。

「安い給料で働かされているんだし、その位は当然の権利だよ。俺くらい成果を出していれば問題ないだろ」

これが彼の答えでした。

彼の携帯電話の私的利用はエスカレートしていき、有料のiモードサービスなんかも何個か契約していました。

成果を出している彼には誰もうるさくは言わず、彼は総務の携帯電話担当の社員とうまく話してごまかしていたようです。

 

会社携帯の私的利用は、厳密に言うと横領に繋がるのでしょう。

ただ、殆どの会社ではそこまでうるさく言われないですし、会社の携帯で私用の電話をかけたからといって即横領認定だとは、自分も思いません。

ただ、会社の物と自分の物の線引ができないような人は、ダークサイドにハマりがちだと思うのです。

会社電話を好き放題使っていたエース社員は、数年後巨額の横領が発覚して会社を辞めることになりました。

会社の携帯電話と自分の携帯電話の区別がつかなくなり、会社のお金と自分のお金の区別もつかなくなっていったのではないでしょうか。

 

わかる人は言われなくてもわかるのですが、言われないと常識がわからない人というのもそれなりに沢山います。

巨額の横領をしたエース社員はエース社員ならではの勢いがあったからこそ、巨額の横領にまで発展したのですが、我が社には会社の物と自分の物の線引ができない、甘い社員が沢山います。横領予備軍と言っても良いかもしれません。

私的流用についての甘い認識が残っていて、教育さえされない会社ですから、またいつかモンスターが現れた時、巨額横領という悲しい事件が起きてしまうかもしれません。

 

会社の物と私的な物や事を区別する。

そんな簡単な事は、社会人になったごくごく初期で一応伝えておくべきなのでしょう。

その点、NTTはぬかりがなかったなと、今だから思います。