世界の底辺からサラリーマンが叫ぶ

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

自己啓発の学習が労働時間に入るとの方針。これは労働者のクビを締める流れ。

www.nikkei.com

電通過労死事件の影響で厚労省が活発に動いています。

亡くなった電通の女性には気の毒だけれど、適正ではない残業が世の中から減って、生産性の高い働き方へ世の中がシフトする良いきっかけにはなったなと感じていました。

ただそんな中で目にしたニュースがこれです。

 

なんでも、自己啓発と称して社内で仕事をしている人がいた事からの流れのようですが、これにはクビを傾げてしまいます。

自己啓発が労働であるとするのならば、起きている間の殆どの時間を自己啓発に費やしている意識高い自己啓発マニアは残業代がもらい放題で大歓喜です。

もちろん、厚労省の方針では上司からの暗黙の指示などがあった場合という前提条件があるようですが、そんなのはどうにでもなるでしょう。

 

自分がNTTに在籍していた入社4年目のこと。

地方で営業をしていたところ、管理部署のデータ分析チームに配置転換となったことがあります。

地方で営業しかしてこなかった自分はデータ分析ソフトのアクセスはおろか、Excelさえもまともに使うことができませんでした。

データ分析チームでこの2つのソフトを使えないのは致命的です。

3500円する本を購入し、それぞれ1週間で読破しました。

本を読むことで、たどたどしくもデータ分析チームの一員として働くことができました。

必要に迫られてExcelAccessを学んだあの1週間が、今までの自分の自己啓発の中では思い出深いものでした。

あの経験があるから、新しい物事に取り組まなくてはならない時にも、また本を読んで頑張れば良いと思えます。

 

もしもこのExcelAccessを覚える自己啓発に残業代が出ているとしたらどうなるでしょう。

恐らく上司は、過度な自己啓発学習はやめさせるでしょう。

そして、自分はスキルアップの機会と、壁を乗り越える経験を獲得することができなかったのではないでしょうか。

過度な労働者保護は、労働者が力をつける機会を奪ってしまいかねません。

力をつけていない労働者は、ずっと同じ仕事をゆっくりと成長しながら続けるしかなくなってしまいます。

 

また、あまりに労働者保護が進むと、経営者は社員を雇いたくなくなってしまうでしょう。

労使関係が存在しない業務委託を中心にするか、残業をしてお、自己啓発をしても、絶対に上司や経営者に迷惑をかけない今以上のソルジャー気質を持つ社員のみを雇うようになってしまうのではないでしょうか。

 

行き過ぎた保護はかえって私達サラリーマンのクビを絞めてしまいそうで怖いです。