サラリーマンの読み物

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

職場でダメな人扱いされた人が進むべき道

昨年まで教えていた若手社員Aくんが窮地に陥っている。

彼は見た目は好青年で、やる気が漲っていて上昇志向が身体からこぼれ落ちているような人材だ。

入社した際には期待の新人としてもてはやされた。

自分も大いに期待し、厳しく育てようと指導に力を入れた。

いや、力んでしまった。

 

指導をはじめてすぐに気がついてしまったのだ。

あ、期待はずれ。それもとんでもない。

そこで緩く、作業要員としての戦力を育てようと意識を変えるべきだった。

自分は気の持ちようを器用に変化させることができるタイプではないし、一度力んで身体を弛緩させるのはそれほど簡単なことではなかった。

結果、強くあたるようになってしまった。

みんなの前で、少し声を荒げて注意をすることが多くなってしまった。

そして、社内でイメージがついてしまった。

Aくんは思ったよりもできない奴。

 

ただ1年と少し指導を続けてきて、自分も諦めたのか身体の力が抜けてリラックスして接することができるようになってきて、Aくんの覚えもよくなってきた。

Aくんは致命的に集中力がないので、その段階でも同年代の水準には達していなかったのだけれど、それでも成長しているのは間違いなかった。

もう少ししたら、ましになって、ひょっとしたら化けるかも。

そう感じている最中に自分が異動となってしまった。

 

少し距離を置いて、Aくんの様子をうかがうことになったのだが、成長がストンととまっているのは明らかだった。

彼と同じ担当のメンバー全員が、できないイメージのAくんに雑用のような面白味のない仕事をなんの考えもなく与えるようになったからだ。

残念な事にAくんもそんな雑用を満足にこなすことができていなかった。

できないというイメージを植え付けてしまった自分にも大きな責任があるし、Aくんの能力にも問題があるし、親身に育てようとしない現メンバーにも問題がある。

 

Aくんは今の部署では手に負えない。そんな事が上層部では話させるようになってしまった。

自分もヒヤリングをされたりしている。

Aくんが臨むのなら、まだチャンスを与えて欲しいと話すようにしている。

臨むのなら。

 

一度職場でダメな人扱いをされてしまうと、挽回するのがとても難しい。

そんな時の対処方法は3つ程度で、どれも割り切りが必要だ。

 

あきらめて不良社員の道を進む

仕事は給与のためと考え、黙々と働く。成果が出ようが出まいが、関係なく淡々とクビにさえならないように働く。

 

チャレンジャーとして大胆に仕事をする

どうせ期待されていないのだし、失敗してもこれ以上悪くはならない。

自分のやりたい企画や仕事にどんどんチャレンジして、自己満足をえる。

もしかすると成果があがってできない人のイメージがなくなるかもしれない。

 

とっととやめる

結局これが一番のような気がする。

一度ついたイメージは中々消えてくれない。人事査定にさえ影響が残る。

転職一度リセットするのが得策だろう。

自分もとある会社で最低イメージがついた事があるが、今の会社ではそれなりにできそうなイメージ作りに成功した。

特に若いうちであれば、自分に悪いイメージがついているなと思ったら、すぐに転職をしてしまった方が良いだろう。

再スタートは少しでも早い方が良いのだから。

 

できない人のイメージ作りに強く貢献してしまい、Aくんには悪い事をしてしまった。

人前で人を叱ってはダメな理由の1つにこれも挙げられるだろう。

今、彼にアドバイスができるとしたら、あと数ヶ月だけ、自分のやりたいようにどうどうと働いてみよう。それでダメならとっとと転職してしまおう。

そんな一言だろうか。