世界の底辺からサラリーマンが叫ぶ

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

サラリーマン必読の警察小説「隠蔽捜査シリーズ」と「エゴを抑える技術の」関係性

 お正月ということで、たまには普通の小説でも読もうと思い手に取ったのは隠蔽捜査氏シリーズの最新作です。

なんだか昨年のお正月も隠蔽捜査シリーズ読んだような気がします。

去就―隠蔽捜査6―

去就―隠蔽捜査6―

 

この隠蔽捜査、名前だけだとありがちなそこそこ面白い小説というイメージですが、読んでみると全く違いました。

とにかく合理性を大切に、愚直に働く警察官僚の話しなのです。

人間関係や建前など無視して、合理性を最優先、目的のために力を尽くす少し変わった警察官僚。いや、かなり変わった警察官僚。

こんな主人公の本がシリーズ化されているということは、世の中に一定数はこの本の主人公のようなタイプをヒーローのように感じている人がいるということなのでしょう。

建前やしがらみばかりで嫌気がさしている といか。

そう考えると勇気が出てきます。

 

今回の隠蔽捜査6も仕事の心得のような事が満載で、推理小説としてはそこまで完成度が高くないのですが、むしろビジネス書としてレベルが高いように感じます。

仕事に対する考え方や、人間関係の本質など。

部下を持っている人を中心に是非読んでもらいたいビジネス小説です(嘘です推理小説です)。

 

毎度毎度名台詞が連発で困るんですが、今回もバシッと本質をついたようなセリフがありました。

「みんな余計な事を考えすぎて、自分で自分を縛ってしまう。やることと考えることを自分で増やしているだけ」

まさにこんなのサラリーマンあるあるです。

こんな素晴らしい言葉が娘との会話で出てくるのですから、どうなっているんだかという。

 

そんな痛快で示唆に富んだ名小説を読んでいてふとある本を思い出しました。

最近読了したばかりではありますが「エゴを抑える技術」です。

 

エゴを抑える技術 (フェニックスシリーズ)

エゴを抑える技術 (フェニックスシリーズ)

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 「エゴを抑える技術」に出ていたような事を、隠蔽捜査の主人号、竜崎は再三口にしていたような気がするのです。

国家公務員として国民のためにただ働くだけ、どこにいってもベストを尽くす。

他人の評価、目などは気にしない。

こんな、エゴを抑えるための働き方として有効だと書かれていたような事を竜崎が話すのです。

まるで「エゴを抑える技術」を竜崎が読んでいたかのような錯覚に陥りましたが、隠蔽捜査の方が先に出版されていますし、元から竜崎はこんな事を言っていますし、実際錯覚なのでしょう。

 

自分のやるべきことを愚直にやり続ける竜崎の評価は、小説上ですが悪くないもののはずです。

良い評判が広がりつつあります。

エゴを抑えるような働き方というのは、良い仕事に繋がり、それが結果に繋がるだろうという仮説を検証することができた面白い小説でした。