サラリーマンの読み物

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

プロセスを重視する人々に囲まれて育むキャリア

「自分が指示をしたプロセスとは異なったプロセスにより、成果を挙げた部下を評価するか?」

我が社が人事評価制度として、成果主義を導入することとなった際の研修で、講師から出た質問に上記のようなものがありました。

参加していた管理者の9割以上は、評価しないという判断でした。

講師の答えはもちろん結果重視の「評価する」でした。

 

プロセスを異様に大切にする人達がいます。

得にサラリーマンになってから、このようなタイプに多く遭遇します。

そして、残念ながらこのようなタイプのサラリーマンで「仕事ができるな」と感じたサラリーマンは殆どいませんでした。

 

結果が出ているのに、とにかく一応プロセスを踏もうとしたり、プロセスを踏むこと、それ自体が仕事になっているので、時間の無駄です。

また、愚直にプロセスを踏むことが何よりの美徳と考えていますので、プロセスを減らす、いわゆる効率化などと言うことには無頓着です。

一度、ある上席者に1つの申請に9割記載する内容が被っている書類があるから、まとめようと提案したところ強硬に反対されました。

幾つかの反対理由を述べられましたが、「そこまで気にする?」というようなものばかりでした。

プロセス命ですから、自分が考えたプロセスが部下により改善されるなどということは想像さえしてはいないのでしょう。

 

9割の管理者が成果よりもプロセスを重要視する職場とはどんな会社なのでしょう。

ここ10年、新しい分野への挑戦を毎年社長は年頭の挨拶で語りますが、未だ9割以上の売上が1つの商材に頼っています。

新入社員は3年立つとほぼ転職してしまいます。

残った新入社員は体育会家で、保守的。挨拶はしっかりできますというタイプです。

 

会社は日本の経済成長と共に伸びてきました。時代もあったのでしょうが、経営陣の努力や、社員の努力もあったことでしょう。

ただ決して、プロセスを踏むことを大事にしていたから伸びたわけではないはずです。

しかし今会社の上層部を握っている管理職にとっては、プロセスを愚直に守ったからこそ伸びたという成功体験になってしまっています。

 

びっしりとこべりついている、プロセス重視というヘドロがなくなるまで後10年はかかるでしょう。

スピード感のある時代、10年やっていけるのでしょうか。

 

結果を出すためにプロセスを改善し、結果を出し続けることでしかヘドロを駆逐することはできないのでしょうが、そこまでヘドロ掃除のために人生の時間を使うのももったいないなあと感じる朝でした。