世界の底辺からサラリーマンが叫ぶ

できるだけ残業を少なくして、自分の人生を楽しむための方法をサラリーマン20年の経験からお話します。

少し遅かった二時間だけのバカンス

三連休が終わりを告げようとしています。

この三連休の冒頭、過労死認定された、電通社員のまつりさんの話題がSNSを席巻しました。

 

10年程度前、電通と並ぶくらいに日本を代表するトヨタ以外の会社で働いていました。

新卒で入社してそうそうに地方都市へ飛ばされたのは良い思い出です。

いや。飛ばされたってのは、完全な被害妄想か。

実際、あの時の地方離散組から出世頭が出ているんだし。

 

地方都市で美味しい焼き肉に舌鼓を打っていたら、本部からお呼びがかかりました。

少し前まで一緒に仕事をしていた、いや、仕事や人生の教えを請うていた先輩達を統括するポジションです。

勘違いもしたし、この場所から離れたくないと必死でした。

実際、あの必死さが今の自分に余裕を与えているのかなと思います。

 

夜中の三時。キャバクラ帰りよ幹部を待ってからの会議は、テンションがどうしようもないくらいに上がったのも偽らざる記憶です。

今思うと狂ってるし、仕事ができるとは言い難い集団ですね。

 

みんなで会議をやってる時は、アドレナリンが出ます。中々ないですからね。午前3時からの会議。

でも、午前3時の会議が4時に終わって、自分の作った資料に全会一致でダメを出されたとしたら?

 

彼の資料がダメを出されたのかは今となってはわかりません。

夜中?朝?4時に彼は自席の周りだけ電気をつけて、静かに仕事をしていました。

 

夜中の3時からでも良いから、ちょっと飲みに行ったり、お姉ちゃんをからかいに行ったり、なんでも良いから、楽しむ余裕があれば。

 

もひかしたら、あの会社では今もまだ、三連休の最終日の日付が変わろうとしているのに、オフィスで働いている彼がいるのかもしれません。

 

もしそうなら、宇多田ヒカルの新しいアルバムを聴いて一息ついて欲しい。

2時間だけのバカンスで、生涯忘れられる事が難しい笑顔にであえるのかなって思うかも。

 

デビューアルバムではひたすら恋の尊さを少し無邪気に歌っていた彼女。

あれから20年。恋さえする余裕のない同年代へのエールが厳かに鳴っています、

 

Fantôme

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